法人 愛知県産業資源循環協会
HOME
SITE MAP
協会案内 協会ニュース 法令等最新情報 会員検索 講習会日程 マニフェスト購入 循環資源てなに? 協会案内図 協会案内

協会・支部ニュース


協会ニュース


■夏休み親子で環境・資源リサイクル体験ツアー

 今年で第7回目となるこの体験ツアーは、親子で環境や資源リサイクルの様子を工場などの現場を見学して体験するもので、尾張コースは8月6日(水)10家族21名、三河コースは8月18日(月)14家族30名の方が参加しました。
<尾張コース>
 8月6日(水)午前9時20分に、名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館前集合し、汚染土壌のリサイクルを行っている(株)ダイセキ環境ソリューション名古屋リサイクルセンター(東海市新宝町29-1)を見学しました。担当者からパンフレットを見ながら施設の概要、汚染土壌の処理の工程について分かり易い説明がありました。
 続いてバイオエナジーセンター(東海市浅山3-203)で、廃天ぷら油のリサイクルについて勉強をしました。廃天ぷら油から作られたBDF(バイオディゼル燃料)で動いている重機の排気ガスから天ぷら油の臭いがすることを知り驚きの体験をしました。
 昼食後、中部リサイクル(株)(名古屋市港区昭和町18)で焼却灰の溶融施設を見学しました。
 ここでは、市民の方が出されたごみを燃やす清掃センターから出た焼却灰を電気炉で還元溶融し、金、銀、銅等の希少金属を含んだ溶融メタルと、エコストーン(建設資材)に再生する施設について勉強しました。
 その後、エコストーンで作られた庭園を見学し、また、工場の広場に置いてある大型の建設重機の高い運転席に乗り込み、思い思いのポーズで記念写真を撮ったりして、楽しいひと時を過ごしました。最後に、お土産にエコストーンを土の代わりに敷き詰めた観葉植物の鉢植えをお土産にいただき、帰路につきました。
 また、見学先への移動の車中では、見学会に同行していただいた、国立大学法人豊橋技術科学大学学長補佐、環境・生命工学系准教授(工学博士)後藤尚弘先生から環境についてわかりやすいお話をいただきました。

<三河コース>
 8月18日(月)午前9時に、名鉄東岡崎駅南口ロータリーに集合し、金属のリサイクルを行っている(株)紅久商店(豊川市白鳥町)を見学しました。ここでは、金属スクラップを回収し、破砕、選別、圧縮して、鉄、非鉄金属に分別してメーカーに出荷しています。
 同社の白鳥工場では、パソコンを分解し、手選別で希少金属を多く含む基盤を取り出す工程や、廃家電の山から、自動選別機で破砕されてバラバラになったゲーム機や家電品等から希少金属やプラスチック類等を選別する工程を見学し、廃家電のリサイクルについて勉強しました。また、金の混じった破片を見つけては驚きの声を上げていました。
 再びバスに乗り豊橋市神野新田町にある本社工場に行きました。工場の入り口に設けられてトラックを計量する秤には放射線測定器が設けられ、放射線で汚染された金属くずの搬入を未然に防止していると説明がありました。工場に運ばれてきた金属スクラップは巨大なグラブ付重機やマグネット付重機でピットに運ばれ、プレス機やせん断機などの加工機械で破砕され、その後、磁力選別、風力選別の行程を経て、最後は人の手によって金属とプラスチック類、木材等に選別される様子や金属類が圧縮される工程を見学し、金属くずのリサイクルについて勉強しました。
 昼食は田原市の当協会員の田原環境サービス(株)の施設でメロン狩りやイチゴ狩りが楽しめる「たべりん王国」でバーベキューを堪能しました。また、帰りには、お土産にメロンを頂き、満足顔でした。
 午後は、豊川市市田町のあかつかやま公園にある淡水魚水族館ぎょぎょランドを見学しました。ここでは、豊川水系に生息する淡水魚を下流、中流、上流に生息域を区分して分かりやすく紹介しており、杉浦篤史飼育員から丁寧な説明をしていただき豊川水系の淡水魚について勉強することができました。また、併設されている動物園アニアニまあるでヤギや豚、ウサギ等身近な動物たちと慣れ親しんだ帰路につきました。
 また、見学先への移動の車中では、見学会に同行していただいた国立大学法人豊橋技術科学大学グローバル工学教育推進機構国際交流センター センター長・教授 大門裕之先生から環境についてクイズを交えたわかりやすいお話をいただきました。